ここまで読んでいただき、ありがとうございましたｖ マイペースわんこ部長×姉御肌マネージャー。 自作品では、短編の「君が好き」シリーズ主役二人と同じくらいバランスが良いんじゃないかな、と思います。 ただこちらの二人は、お互いに薄暗い過去と言うか、そういうのがありますね。ぶっちゃけちゃえば、田爪さんは「卑怯」で美祢さんは「臆病」なゆえに、今回のように、色んなすれ違いが起きた訳です。 三年間を七話に無理矢理詰め込んだので、あんまりそんな感じしないと思いますがｗ 元々このanotherシリーズ、本編「揺籠」を書いていてこの二人を書きたくなったので書き始めたのがきっかけなので、思い出深い作品です。 田爪さんは、自分のキャラでは相当珍しいタイプかと思います。 基本腹黒・俺様・口悪い、しかもいずれも恋してヘたれになるｗというパターンが多いので、こんな風に好きな女の子のことを吹っ切ろうと、色々付き合いだしたのは初めて書きました。わんこの癖にやり手だな← 基本的にはいい人なので、今後は美祢さん一人を大事に出来ると思います。 こっそり妹の親友ちゃんは田爪さんが好き設定があったりします。 更に失恋後、クラスの王子様と呼ばれる男の子に強引に迫られる、「Someday my prince will come」なんてお話を題名まで用意するほど、ちゃんと考えていたんですが、失恋→迫られるパターンが多いので、自分ちょっと自重します（笑） というか端役にまでサイドストーリーを考えていたら、本編が全然進まない（笑） さて、ストーリーですけど、美祢さんは本編の瑞希の印象と大分異なり、かなり臆病な乙女だと思います。 でも、恋してる姿なんてそんなもんじゃないかな。 この作品の主役二人と瑞希に関しては、人間臭く書いたつもりです。 何と言うか、卑怯だったり臆病だったり自惚れ屋だったりワガママだったり。 そういうタイプは書いてて苛々してて嫌なんですが（苦笑） やっぱり小説の世界はフィクションなんで、性格いい子を書いてる方が楽しいんですよね。でもやっぱり、こういうタイプも大事だと思います。全部おとぎ話だけで進めてしまうよりも、こういうキャラが出る作品もあって良いと思いますし。 個人的に恍の説得シーンにおいおい……出張りすぎだろう、とも思ったんですが、従弟ですし、いいとしましょう＼(^o^)／ この作品では、本編とリンクしてるのは瑞希と美祢さんの会話オンリーです。 本当は本編でもっと出番増やそうかと思ったんですけど（特に田爪さんなんてほとんどない）、やめときました。 これ以上本編を増やすのもなぁ、という。そもそもメインは二人の一・二年のころなので、いらないとも思いましたし。 最後に、題名の「Like」は気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、「〜のような」「好き」の二つの意味をかけました。 夢のような田爪さん、と、（田爪さんの見せてくれる）夢が好きですの二つ。 美祢さんも恍の血縁のせいか、結構人の縁とかに懐疑的なのかもしれない……。 そこら辺はいつか本編で語りたいと思います♪それでは、ありがとうございました！！