すみません、今回のあとがきかなり自画自賛になってしまいます。駄目な人はここでバックお願いしますorz あと、本編(青い鳥&Deceitful)のネタばれが大全開です。

 さて、元々この作品は本編「青い鳥」の派生作品です。咲ちゃんと隼人を本編に出すと考えていた時から、この二人をくっつけることを決めていました。
 しかーし。
 当時、同時進行なんて出来ないホタルはこの作品を進めないで本編を進めてしまい。どっちかでネタばれってやだよな……と思い、ほとんどリンク部分はなくなってしまいました。本当はファミレスの咲ちゃん+瑞希シーンなんか、相手が隼人であることを明かした上でガールズトークさせたかったんですけどね。本編の方でも、もっとがんがんこの二人に触れたり、恍に咲ちゃんをからかわせたりしたかったです。あと、恍と隼人のボーイズトークとか。隼人が、さり気なく恍に嫉妬して牽制してみたりとか。ちょっと残念。そこら辺は、今後番外編でWデート編みたいな感じで書きたいと思っているんですけど。
 で、今回サイトの方に収録するに当たり、改行や文章の変なとこを直すために、最初から読み返したんですね。そしたら、そしたら。隼人カッコイイ!!
 当時はなんとなーく、チャラ男で本心が全然見えないタイプにしよう、と思ったんですけど、何こいつ。たらしだ(笑)咲ちゃんが引っかき回されるのも分かるよ、とわがキャラながら思ってしまいました。個人的に大会の感想を咲ちゃんに聞いたとこなんか、自分的萌え最絶頂です(本当に自画自賛だなorz)
 そして咲ちゃんもやたらツンデレで可愛い。これは自分で書きながら必死でした。隼人限定ひねくれ者&頑固&意地っ張り設定だったので、どこまでなら男目線で可愛いか、悩まされましたよー。
 結果的に、最後の告白シーンのデレは成功だと信じたいです(−−〆)ただ隼人はドドSwなので、懐かない咲ちゃんが必死で嫌がってるのを構うの、相当楽しんだと思います。

 しかしこの話って本編の話の流れとほとんど同じなんですよね。最初大好きな人がいて、他の人に告白され、っていう流れ。ただ本編は色々他の要素もありグチャグチャになってしまってるんですが、こっちは随分コンパクトにまとまってると思います。三か月だし。
 ただ流れが、かなり少女漫画チック。
 強引な告白→一緒に勉強→試合見に行く→誤解→くっつく
 こう書くと、ベッタベタだw
 最後の嫌い連発シーンも本編のラストと同じなんですが、隼人と違って恍は瑞希に関しては鈍い上に臆病なので、多分「悪い」とか言ってがちで凹んで引いてしまうと思います。で、「嫌いなのは分かってるけど、ちょっとでいいから頼ってくれ」とか本当に切ない顔で言うタイプ。隼人はかなり意地悪で上級者ですね。でも、恍に比べれば女性経験全然少ないんだけどな←

 あと、ポイントは青い鳥本編でよく書かれてますが、「咲ちゃんは美人」なところ。中性美人(しかもド級)なので、みなさんお互い牽制しあって、告白出来たのは高校まで一人二人だけです。しかも初恋の恍が、咲ちゃんと全然タイプの違うセクシー美人ばかりだったお陰で、自分を美人という認識はほぼありません。更には恍の本命がこれまた咲ちゃんと正反対の童顔小動物瑞希ちゃんなので、ますます自己意識は下がるばかり。あげくに瑞希ちゃんの存在が恋愛面においてトラウマになってたり。
 だから隼人にアプローチされても本気に出来なかったし、多分今後も落ち込みまくると思います。私みたいなのが何で田口先輩の側にいるんだろう、元カノはもっと美人じゃないのかな、みたいに。そして隼人が無自覚な咲ちゃんに焦ったり困ったりする、とね。「青い鳥」シリーズで最強の彼に対抗出来るのは、咲ちゃんしかいないんじゃないかな(笑)

 最後に、この作品、最初は隼人一人を指して、「INSINCERE LIP」という意味で、insincereには「詐欺的な」という意味がありました。けれどエピローグまで書いて、これは違うなぁ、と思い、題名変更。「Deceitful Lips」です。deceitfulには、「詐欺的な」(これは隼人)、「嘘つきな」(これは咲ちゃん)という二つの意味があり、二人を重ねて複数形に変えました。なんてことない、意外と題名ちゃんと決めているんだよ!!というアピールです←

 それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!


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