*はじめに
 完結まで読んでいただき、ありがとうございました!
 今これを読んでくださっている方も、いない方も、とにかくそんな読者様方のお陰で完結に至れたのだと思います。本当に、ありがとうございました。(ペコリ)
 サイト一周年記念として連日更新、いやはや疲れた……毎日更新している作者様はもはや神ですね!←
 更新優先していたため、文章が支離滅裂な部分も多々あったと思います。個人的に最後ら辺に関しては何回読みなおしても納得出来なさそうです……。だけどちゃんと推敲しても大した文章にはならなそうなので、まぁ、いいか!(笑)
 この後、たらたらキャラクターやストーリーに関して綴っております。そんなの興味ないよ!って方は、一番下へどうぞ〜。完結後のちょっとしたおまけをご用意しております。

*タイトル
 ブログでネタ明かししてますが、題名は響きで決めました。なので意味は全くありません。一応、それじゃあんまりかなぁ、と思って最後で苦し紛れに入れましたが(笑)
 ただ、辞書で調べたら「少しづつ」の他に「ようやく」や「徐々に」「なしくずし」などの意味もあるらしいので、結果的には良かったのかな、と思います。

*キャラクター
 まず、主人公@吉倉美哉。キャラクターメモ(初期設定)は下記の通り。
「吉倉 美哉(24) 152cm 43kg
・明るい小動物。そのかわり、親しい人の前ではかなりネガティブな面が目立つ。寛人が好きだったからこそ、自信をなくしていた。初恋も彼だったので、余計に傷が深くなっている。
保育士。
・郊外の築四十年、1LDKの木造アパートに住んでいる。たまにぎしぎし言っても気にしない!」
 当初の予定よりも、明るい部分が消えちゃったなーと思います。本当はfeverの頃までデレが全くない予定だったのですが、かなり初期から甘くなっちゃいました。でも、寛人に惚れちゃっているので仕方ないですかね。最初から最後まで、どんなに否定しようと美哉は寛人が好きでたまらない、という設定だったので。
 ちなみに、美哉は寛人について何度も文句を言っていますが、それはあくまで心の中で。寛人の指摘通り、口に出そうとはしません。言っても無駄という思いからなのか、怖いという思いからなのか。どちらにせよ、臆病なのは変わりないと思います。
 ついでに、寛人に対して笑いかけてもいません。多分、初めてがdateの時くらい。それ以前は、彼に完全には心を許してなかった感じです。
 今後は遠慮がちながらも、甘えられるといいなぁ。確実に主導権は彼女側にあると思うので……。

 次、主人公A洒井寛人。
「洒井 寛人(24) 183cm 73kg
・クールぶったむっつり。美哉に対しては心も狭く、かなり強引。ていうかストーカー?←
サッカー選手。3年前のワールドカップで日本代表に選ばれ、ヨーロッパ強豪チームに移籍、容姿も良いので女性に熱狂的人気がある。」
 王道ヒーローのはずなのに、ひどい言われよう(笑)でも合鍵取ってく辺り、書きながらこいつストーカーじゃね?と思ってしまいました。
 個人的には愛すべき馬鹿だと思います。いつも頑張るポイントが微妙にずれてるタイプ。プレゼントが飴だったり、美哉の信頼を取り戻すために保育園でお手伝いしたり。だけどそういうところが可愛いなぁ、と美哉も思っているはず。
 補足ですが、寛人は美哉が自分に対して心を開いていないと感じ、わざと怒らせる行動を取りましたが、実際十分心を開いてます。好きで仕方ないから、何でも笑って許しちゃっていただけ。泣くほど悲しいこともなかっただけ。嫌なことがあっても、寛人の顔見れば全部忘れちゃってただけ。だけどそれを知らずに、今後も美哉が頼れる人間に!と頑張るだろう寛人は、やっぱり愛すべき馬鹿だと思います。
 寛人視点についてですが、実際美哉に話したのは六年前の真相・大塚とは実は友達である・今までの行動は美哉を怒らせるためにわざと、の三点くらいだと思います。後はひっそり心に仕舞っておくのでしょう。
 ちなみに寛人の口癖は美哉です。もう、とにかくうざったいくらい名前呼ばせようと思ってました。美哉と言う度、寛人の脳内では後ろに「好き」と付け加えられてるんでしょう。

 あとのキャラは特に詳細設定もないのでざっとで。
・川崎 有紀→通称ゆき。美人姉御肌ということで美哉の相談役に。だけどどうにも陰が薄くなっちゃったなーと思います。もっと上手に使ってあげれば良かった。本文に入れられれば良かったんですが、同窓会の日は美哉から離れた後、大塚に一服盛られて(二日酔い用の薬と言って睡眠薬を飲まされた)違う部屋で気持ち良く寝てました。一応、大塚の腹黒なところは知っています。
・大塚→予想以上に活躍したキャラ。本当は天然設定で進める予定だったんですが、ここまで画策しといてそれはないだろう、と。腹黒な割に友達思いです。寛人に中学時代に助けてもらい、その借りを返すために美哉と縁を繋いであげたとか、絶対書かないだろう裏設定があります。実はこっそりゆきを狙ってるとか、そんな設定もあったりなかったり。
・保育所面々→私が通っていた保育園を参考に書かせていただきました。勤務体制とかかなりあやふやなので、間違っていたら申し訳ないです。
 玲子先生。予想以上に動いた脇キャラ(笑)寛人のことはあくまで観賞用で、実際付き合うならもっともさい人がタイプ。
 園長先生。私が通っていた保育園の園長先生をイメージして書きました。優しいけど怒ると怖い、そんな人。寛人と美哉の関係をニコニコして見守ってます。
 たくまくん。子供のプロポーズって可愛いのできゅんとしますよね、という話。典型的な好きな子はいじめちゃうタイプ。今後また、寛人が美哉を迎えに来た時にでも火花を散らしているんでしょう。
・上田くん→ある意味キーパーソン(笑)殴られた後すぐ目覚めますが、酔っていて美哉に会ってからの記憶飛んでます。そして別の女の子をナンパする、幸せなチャラ男。

*ストーリー
 基本は「彼の浮気で別れたけれど、実はそれは誤解でした」というありがちなパターン。なので六年前の真相も、絶対これ浮気してないだろー、と早い段階で気付いた方も多いと思います。
 ただ、いわゆる王道に突っ込み入れたかったがために書いた点が二か所ほど。
 まず、「彼の浮気が発覚して連絡を断つ」ですが。これ、番号も変えず自宅も知っているのに追って来ない男性陣がたまーに少女漫画などで登場しますよね。これが個人的に、ものすっごく解せなくて。好きな癖に必死に追わないのかー!と思い、美哉にはきっぱりすっぱり断ち切ってもらいました(笑)そして最寄り駅に一日中張り込むストーカーヒーロー(笑)
 次に、「強引にされて抵抗できない女性陣」。縛られてるならともかく、普通に押し倒されて腕掴まれてるくらいなら足くらいは動くだろう!本当に嫌なら蹴り飛ばせよ!と突っ込みたくなってしまいまして。まぁ、美哉の蹴りは嫌だからじゃなくて、パニックからああなったと思うのですが。他の男にされそうになっても、噛みついて蹴り飛ばして逃げると思います。
 だけど結局、この話も根底に流れるものは王道です。ベッタベタです。読者の方が読みながら「どうせこうなるんだろーハッ」と思ってもらうくらいでいいんだと思います。←本当にそれでいいのか?
 あと、この話は最初の予定よりかなり伸びました。morningやdateは二話に分かれましたし、wordに至ってはcondition・changeと三話になる、contactとreason、rightに関しては途中で書きたくなって生まれたものです。それというのも、最初のプロットの寛人があまりに傍若無人で……。寛人の無断侵入・合鍵盗みに対するフォロー作がcontact、仕事の邪魔をしたことに対するフォロー作がreasonです。正直、中盤は寛人がどうやったら駄目男から卒業出来るかが課題となっていました。皆様が、まぁ許してやるか、と途中で思えるようになったら成功だと思っています。

*今後について
 四月になりましたらサイトトップからのリンクを止め、小説ページのOTHER、季節モノの方に移動したいと思います。
 色々番外編の構想はあるので、出来れば書きたいのですが……。思いついているだけでも、こんな感じ。
・高校時代、修学旅行
・高校時代、卒業式後のサッカー部の集まり
・完結後、寛人と大塚の電話
・完結後、美哉の自宅に挨拶&両家ご対面
・完結後、誕生日
・完結後、寛人ドイツへ渡る
・完結後、寛人帰国、美哉の浮気現場を目撃?
  他に読みたい話や気になる点などございましたら、ぜひご意見聞かせてください〜。
 あとは余裕があれば二人のべたべた甘甘初体験(寛人視点)を書きたいのですが、ホタルに書けるかどうかは非常に疑問……。そもそもR18になっちゃうので、どこに掲載するかも問題ですし。うちのサイトは一応R15なので。
 続編についても、一応ぽつぽつ考えは出来てます。二人の結婚に、邪魔者現る!?みたいなそんな話。相変わらずベタになる予定。ただ、いつ書くかは不明←
  更新が遅いのに定評があるホタルなので、期待はせず、気長に見てやってください<(_ _)>

*最後に
 十話を超える長編を仕上げたのは、初めてでした。でも書いていて、とっても楽しかったです!
 最初にも述べましたが、読んでくださって本当に、本当にありがとうございました。
 そして一つ疑問なんですが、これR15にした方がいいですかね?最終話が微妙かな、と思って当初R15にしてたんですが、そうでもないかと思い全年齢に変え。でも実際書いてみたら、やっぱり変態くさいし←
 この話で書きたかったのは寛人の告白シーンと童貞宣言と言うとてつもない部分なので、後悔は全くしていないのですが!
 それでは、長々とお付き合いありがとうございました。



 
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